現在やっている仕事

2022年

創業以来、昭和の初めの古くなった農業水利施設をリメイク設計して新たにやり直す、日本の土台になる未来の農業に対するインフラの非常に大切な事業を展開しております。ぜひこの社会貢献的事業に皆さんのお力を発揮していただきたく思っております。

1)土地改良基幹水利施設のストックマネジメント

ストックマネジメントの目的とは、5年程度の短期ではなく中長期的な視点から、どのような対策を取れば効率的に長寿命化が図れるかを検討して、リスク評価による優先順位付けをおこない、施設の点検・調査、修繕・改築を実施。これにより施設の有効活用や長寿命化を図り、ライフサイクルコストを低減します。

日本は農業に対して非常に長い歴史があり、お米をプランテーション化(単一作物を大量に栽培する大規模農園)して継続的に収穫、誰もが安心して食で満たされ、生きられるインフラをそれこそ2000年を超える長い年月をかけて先人が構築した農業国です。

2022年度、現在、静岡県における土地改良基幹水利施設ストックマネジメントシステムの現場を設計し、施工しております。

2)地滑り対策

山自体が古い施工で老朽化したものを、トータルでコンサルタント。劣化したすべての土地を調査して、経年劣化の状況をじっくり分析して、対策を講じるコンサルタントです。

3)中山間事業  

過疎地に農業用水を引く、農業の基本である水を供給するために、水質から地質を分析して適材適所の対策をしています。

4)国土調査事業

土地の地図を作成します。土地の住民台帳を作ると言うと分かりやすいかもしれません。この地図を元に土地調整計画を示唆します。

5)道路設計

基本的に今ある市道の整備が目的です。空中写真測量地形図または、実測平面図、縦横断図に基づいて道路工事に必要な縦横断の設計、及び小構造物の設計、各工種別数量計算をおこないます。将来的には3Dやドローンを使ったハイテク作業も同時進行させてデジタルの良さをこの事業に取り入れています。そのための人材も非常に重要と認識しております。

今後は、より農業土木の中の構造設計がメインの会社を反映していきたいと考えています。農業従事者に寄り添い、日本の食を支えていくことが、我々の理念パーパス(企業の存在意義を意味)です。夢は課題の多い地方の過疎地をプラント化することです。